Subject: Vol.49◆足首が硬いと膝・腰が危ない?◆

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ピラティスインストラクターのための
指導力UPメルマガ Vol.49
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前回は、歩行の土台として「股関節の柔軟性」がなぜ重要か、
そして屈曲と伸展を引き出すための
具体的なエクササイズステップについてお話ししました。

ピラティスで歩行の質を高めるために、
私が特に意識して提供している3つの要素、
覚えていますか?

①股関節の柔軟性
②足・足首の柔軟性
③みぞおちラインの回旋運動

今日は、「足・足首の柔軟性」にフォーカスします。

◆足首が硬いと、歩行はどうなる?
足首は、地面からの衝撃を最初に受け止め、
全身へ伝える役割を持つ「身体のサスペンション」です。

この足首の動きが硬い、あるいは使い方が偏っていると、
サスペンションが機能せず、衝撃を吸収できません。

その結果、地面から伝わる衝撃が足首で処理されず、
ダイレクトに膝、股関節、そして腰へと伝わってしまいます。

これは、膝の痛みや足底の不調など、
様々な不調の原因になりがちです。

私たちが目指すのは、
足裏から頭まで、衝撃を優しく逃がせる身体づくりです。

◆足・足首を緩めて「バネ」を作る
足・足首の柔軟性が生まれることで、
歩行の際に地面を適切に捉え、
バネのようにしなやかに力を伝達できるようになります。

特にピラティスで大切にしたいのは、
以下の2つの動きです。

①底屈・背屈(つま先を伸ばす・引き上げる動き)
足首が適切な可動域で動き、スムーズな重心移動を可能にすること。

②足裏のアーチ機能
足裏の筋肉が働き、着地時の衝撃を分散できること。

これらの動きを引き出すことで、お客様は無意識のうちに、
地面を掴みすぎたり、かかとを打ちつけたりせず、
楽で美しい歩行を自然と手に入れることができます。

★今日のワーク:足・足首の柔軟性と機能を高める

上記2つの動きの可動域とコントロールを向上させるエクササイズを、
具体的に考えてみましょう。

例えば、底屈・背屈の可動域を引き出すには、
座ってセラバンドを使い、
足首をゆっくりと曲げ伸ばしすることが有効です。
この動きは、リフォーマーでの「Footwork」にも通じます。

また、足裏のアーチ機能を引き出すには、
座った状態で「タオルギャザー」(足指でタオルを手繰り寄せる動き)や、
リフォーマーでの「Footwork (母指球・小指球)」で、
しっかりとアーチを意識して踏み込む動きもおすすめです。

これらのエクササイズを行った後、スタジオの周りを少し歩いてみて、
「足裏の感覚の変化」や「歩行の衝撃の吸収具合」を感じてみてください。

それでは、また来週!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ピラティス指導を楽しくするサポーター
たつみ ひろみ