Subject: Vol.47◆私が「かかとから着地」と言わないワケ◆

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ピラティスインストラクターのための
指導力UPメルマガ Vol.47
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おはようございます。
ピラティス指導を楽しくするサポーター
たつみ ひろみです。

前回は、キューイングの引き出しを豊かにするために、
素敵な言葉を「まね」して「活かす」というお話をしました。
ぜひ、今週のレッスンでも実践してみてくださいね!

今日は「私が歩き方の指導をしない理由」
についてお話しします。

お客さまから「正しい歩き方を教えてほしい」と
リクエストをいただくこともありますが、
私はあえて、歩行そのものの形を指導することはしていません。

なぜなら、直接的な「歩き方」の指導は、
意図しないネガティブな結果を生み出しがちだと考えているからです。

◆生じがちな3つのエラー
私が「歩き方」のフォーム指導を避ける主な理由は、
整体院やトレーニングなどでよくもらうアドバイスが、
かえって次の3つのパターンを招く傾向があるためです。

①足首がロックされ、柔軟性が失われる
「つま先をしっかりと上げて」といった指導は、
足首を過度に屈曲し、硬くして歩く原因になりがちです。
歩行に必要なバネのような柔軟な動きが失われ、
衝撃吸収力が低下してしまいます。

②指が地面を蹴りすぎる
「足の指でしっかりと地面を蹴って」というアドバイスは、
指先に過剰な力を入れ、
地面を力ずくで押すような歩行につながる傾向があります。
これは、本来リラックスして使いたい足底の筋肉を緊張させ、
疲労や足のトラブルを引き起こす可能性があります。

③かかとを地面に打ち付ける
「かかとから着地して」という指導に意識が集中しすぎると、
かかとを強く地面に打ち付けるように着地する傾向があります。
これは、本来関節や筋肉で分散したい衝撃を直接膝や腰に伝えやすく、
関節に負担をかけてしまうことがあります。

では、歩行に対して何もしないのか?というと、
そうではありません。

◆ピラティスでできること
ピラティスの多くの動きは、正しい歩行につながっています。
私の学んだ養成コースでは、
ピラティスの目標は”正しく歩けるように”でした。

①股関節の柔軟性
②足・足首の柔軟性
③みぞおちラインの回旋運動
この3つを引き出すエクササイズを、
歩行を変えたい方には特に意識して提供しています。

他にも、肩の安定・柔軟性、
頭の位置や体幹の強さなども、
歩行に影響するでしょう。

ピラティスの基礎エクササイズだけでも、
お客さまは意識しなくても、自然と、
効率的で楽な歩行を手に入れることができます。

☆今日のワーク☆
下記3つを引き出すエクササイズを1つずつ挙げて、
実際に行い、歩行の変化を感じてみましょう!

①股関節の柔軟性
②足・足首の柔軟性
③みぞおちラインの回旋運動

それでは、また来週!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ピラティス指導を楽しくするサポーター
たつみ ひろみ